10月12日、新幹線も飛行機も東海エリアは完全に麻痺し
西日本から東日本まで、ほぼ日本中が台風の猛威にさらされました。
翌13日、名古屋のお客様と長野は高山村、山田温泉藤井荘に向けて出発の予定でした。
朝から千曲川の氾濫の映像に不安を抱えながら配車場所へ向かうと
ドライバーさんから「中央道止まってるよ、どう行くつもり?」と第一声。
中津川から19号へ降り、行ける下道で行くしかないと腹をくくって出発しました
途中、状況確認の為に藤井荘さんへ℡しても応答がなく
いやな予感がしましたが、案の定、女将から携帯に「停電で受け入れ不可」と。
既にバスは出発しており、お客様と相談を重ねたのち、
かわりに泊まれるところを探していこう!と決め
安曇野のから北上するかたちで”白馬東急ホテル”に目的地を変更しました。
13日も新幹線も在来線特急も不通、高速道路も部分的に不通で
元から予約してたお客様も長野方面に来ることも難しかったのでしょう。
行く先々で、よく来てくださいましたとねぎらいの言葉をいただきました。
結果的に元から予定していた観光地は、ひとつも訪ねることができませんでしたが
急遽たちよった黒部ダムはこの4月から電気バスにかわり
新しい車両を体験できました。
紅葉も始まりかけており、この季節ならではの景色を楽しめました。
▲クラシックな白馬東急ホテルのロビー
▲当日の急な予約なので、夕食のお料理は最低限のコースにて
コンパクトな内容でしたが、充分でした
憧憬の宿、藤井荘、泊まれることをお客様も私も
大変楽しみにしておりましたので残念でしたが、
想像を超える事態でつらく悲しい思いをしていらしゃる方が
たくさんいる中で、無事に旅を終えられたことに感謝しました。